3月14日(火)の本会議では、行田朝仁議員が公明党横浜市会議員団を代表して、平成29年第1回市会定例会に上程されております議案のうち、4項目に関連して質問いたしました。
以上、林市長に質問いたしました。
今回の改正は、放課後等デイサービス事業について、国の基準省令が改正されたことに伴うものです。平成24年に制度が開始されてから5年目を迎え、全国的にも事業所数が急増しています。その中で、まさに、これまでわが党が質問、要望してきた、サービスの質の課題への対応が行われるものと考えております。
今回、放課後等デイサービス事業者による情報提供が新たに義務付けられることとなりました。
事業所の増加によりサービスの供給が増えた一方で、利用される保護者にとっては、どの事業所を選ぶか、ご苦労されることもあるようです。
障害のあるお子さんは、その育ちや個性が一人ひとり違います。事業所一覧のような情報ではサービスの具体的な内容がわかりにくく、事業所を選ぶための情報提供はとても重要だと考えます。
障害のあるお子さんとそのご家族が、安心してサービスを利用するためには、すべての事業所が利用者にふさわしい支援を提供できるようにしていく必要があります。全体の底上げ、質の向上にしっかりと取り組んでいただくことをお願いします。
障害者総合支援法では、共生社会を実現するため、障害のある方が社会参加できる機会を確保することが求められています。その中で、就労することは、障害のある方が社会参加する重要な機会です。
今回の条例改正により、就労継続支援A型の事業者に対して、利用者の希望を踏まえた就労の機会の提供を義務付けるとともに、運営規程の中に生産活動の内容や労働時間など明確に定めるよう求めることになります。
就労継続支援A型事業所は、障害のある方が雇用契約を締結して、生産活動に従事する場として位置付けられています。働く能力を有しながら、職場における配慮が必要なために、就職することや働き続けることが困難な障害のある方も少なくない中で、そうした障害のある方の働く機会を提供する貴重な場であると思います。
引続き、働く能力のある障害者の方が就労できる機会の拡充を要望します。
今回の議案書によると、本市が施工するシールドトンネル工事の契約金額を約51億円増額するとのことです。その全てが本市負担ではないとしても、非常に大きな金額だと感じています。また、今回の議案では、シールドトンネル工事の履行期限を延長するものとなっています。横浜環状北西線は、早期開通に向け事業を進めていくと聞いていますが、早期開通と言いながら工期を延期することについて、疑問を感じているところです。
北西線の整備効果は多岐にわたりますが、中でも災害時における緊急輸送路としての役割が重要と考えています。大地震はいつ発生するかもわからないことから、東京2020大会までと言わず、一日でも早く開通させて災害に備えていただきたいと思います。
現在、市内の高速道路ネットワークにおいて、東名高速道路と市内各路線を結ぶのは保土ケ谷バイパスしかありません。その中で、緊急輸送路としての北西線の役割には、防災・減災に力を入れている我が党としては、大変期待しているところです。
災害に強い都市「横浜」の実現に向け、北西線の一日でも早い開通を要望いたしまして、私の質問を終わります。